生名島は、しまなみ海道の因島からフェリーでわずか3分の距離にあり、1時間に3本の渡船が行き交う上島町の玄関口、立石港があります。島の西海岸には、美しい自然の風景が広がる海岸沿いの道が続き、北部には波間田キャンプ場、東海岸には巨石信仰の遺跡もあります。
この島は、女性実業家の麻生イトや海運の父と称される濱田國太郎、やり投げの名手村上幸史選手など、数多くの偉人たちと縁の深い場所です。
[データ]
周囲:10.0km
面積:3.67k㎡
人口:1,369人(2024.3.31現在)
立石山の麓には、今東光の小説『悪名』のモデルとなった女性実業家の麻生イトが私財を投じて築園した三秀園があります。園の中央には弥生時代から神様として大切に祀られている地上約4.5m(地下部分を合わせると約7m)の巨石(メンヒル)が直立しています。
園内の池にかかる弁天橋は長らく欄干がない状態でしたが、地元保存会をはじめ多くの方々の努力により、2024年6月に高欄が復活しました。
生名港のすぐ近くにある陸続きの小さな半島、厳島。中央には厳島神社があり、小高い丘の上には濱田國太郎の像があります。國太郎は、日本郵船の火夫長の後、日本海員組合2代目組合長を務め、国際労働機関海事総会に日本代表として出席するなど、海運の父と呼ばれています。
像は戦時中に一度失われてしまいましたが、平成29年1月に「濱田國太郎を顕彰する会」により再建されました。春には桜が咲き、地元の方から愛されている場所です。
キャンプ好きに根強い人気があるサウンド波間田キャンプ場。ゆったりとした芝生の広場がフリーサイトとなっており、大型テントやグループでも快適に利用できます。また、駐車場の西側にある4区画は、キャンピングカー、車中泊、オートキャンプと多目的に利用可能です。目の前には海が広がり、夏には海水浴も楽しめます。
島産の猪肉を使ったBBQセットや、地元の方が伐った木を薪として販売、カブトムシ採集体験を提供するなど地域とキャンパーをつなぐ拠点として多くの人々に愛されています。